地球観測プラットフォーム「AxelGlobe」は、弊社が運用する衛星コンステレーションによる観測データをもとに、様々な産業分野におけるビジネス課題の解決と、新たな価値や市場の創造に貢献します。
地理的な制約を受けることなく地球上のあらゆる場所を観測できるほか、AIを活用した解析によって、従来は把握が困難だった質的・量的変化を可視化し、効率的に状況を把握できます。
撮影幅55km以上、地上分解能2.5mのセンサーを持つ5機のGRUS衛星が、地上からは困難な広範囲、高精細、かつ高頻度での観測を実現します。
衛星による観測は、広域の時間的変化、人の派遣が困難な遠隔地や危険地域の状況、可視光では捉えられない植生の状況など、様々なファクトを可視化しビジネスに貢献します。
衛星データの参照や検索、絞り込み、ダウンロードの要求等は、全てWebプラットフォーム上での簡単な操作で行えます。
AxelGlobeでは、ご要望(地域・回数等)に応じた地球観測が可能。アーカイブデータだけでなく、お客様が本当に必要とする衛星データを提供します。
弊社の衛星コンステレーションによる地球観測を通じて、ビジネスの効率化や課題解決に役立つ様々なインサイトを提供します。
コストや距離、環境的な制約等から人の立ち入りが難しい地域でも、現地の状況や変化を迅速かつ容易に把握できます。また、広範囲を対象とする観測、特定ターゲットの定期的な観測など、衛星をどのように活用するかは、お客様のご要望に応じて柔軟に対応が可能です。
2022年に熊本県で発生した洪水災害の状況把握の例をご紹介します。AxelGlobeでは、水害発災後に緊急観測を実施。発災前後の衛星データの比較と、NDWI(水の分布等の把握に用いられる指標)を用いた解析から、浸水推定範囲を可視化しました。こうした衛星の活用は、地上での調査だけでは把握が難しい迅速な被害状況の把握や、復興計画の策定等に役立ちます。
洪水災害 発災前の衛星データ
洪水災害 発災後の衛星データ
浸水可能性エリア(青色)を可視化
AxelGlobeが提供する衛星データソリューションは、世界中の様々なお客様のビジネスに貢献しています。
AxelGlobeを使って地球観測を行い、衛星データを入手するまでの流れをご案内します。
お客様のご要望に応じた、様々なプランをご用意しておりますす。
サービス名 | フィットするニーズ | サービス内容 |
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AxelGlobeアーカイブ | 手軽に衛星データを利用したい 過去の画像を参照したい | 過去に撮影された画像データから、 ご希望の日に撮影された画像を 購入いただけます |
AxelGlobeタスキング | 特定地域を観測したい 最新の情報を得たい | ご指定の地域を撮影します |
AxelGlobeモニタリング | 特定地域を定期的に観測したい 変化を継続的に把握したい | ご指定の地域と期間にもとづいて 複数回観測します |
AxelGlobeモザイク | 広域の状況を把握したい | ご指定の地域と期間にもとづいて 雲のない画像を作成します |
解析・コンサルティング | 衛星データを用いて、高度な解析や ビジネス課題の解決をしたい | お客様のご要望に応じて衛星データの 解析や衛星データの利活用について 担当者が個別に承ります |
アクセルスペースが運用する100kg級の小型衛星です。2つの光学望遠鏡を搭載し、広い 観測幅と高解像度を両立。パンクロマティック、RGB、レッドエッジ、近赤外バンドに よって、植生の状態や水の分布など可視光のみでは捉えにくい情報も取得します。
広範囲 | 撮影長:1,000km 撮影幅:55km |
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高解像度 | 地上分解能:2.5m |
高頻度 | 撮影頻度:1回/2~3日 |
衛星数 | 5機 | ||||||||||||||
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設計寿命 | 5年以上 | ||||||||||||||
衛星高度 | 585 km, 太陽同期準回帰軌道 | ||||||||||||||
赤道通過時刻 | 10:40 - 11:00 (地方時) | ||||||||||||||
スペクトルバンド |
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地上分解能 (直下撮影時) | パンクロマティック : 2.5 m 以下 マルチスペクトル : 5.0 m 以下 | ||||||||||||||
撮影幅 | 55km(直下撮影時) | ||||||||||||||
最長撮影距離 | 1,000 km | ||||||||||||||
センサービット深度 | 12ビット |